ミドル世代になり、介護職へ転職する人が増えている。
その理由は、介護職の仕事は未経験からでも働くことができるためである。
他の業界だと経験者が採用されやすいため、未経験での転職はかなり難しいのである。
また、ミドル世代から新しい業界に入り、一から覚えるということはなかなか難しいため、結果的には転職を諦めてしまうというケースもある。
どうして、介護職は未経験であっても比較的採用されやすいのかというと、介護職はニーズがあるに一方で常に人手不足の状態だからだ。
そのため、未経験者でも採用されやすく、ミドル世代の転職先としては最適な職場と言われている。
ミドル世代が介護職に転職しやすい理由には、同世代が多く働いているということも挙げられる。
平成28年度に行われた介護労働実態によると介護の現場で働いている人の平均年齢は46.8歳である。
ミドル世代で転職する時の悩みは、同世代が働いているかどうかということだ。
若い年代ばかりの業種に転職をした場合は、同僚とのコミュニケーションがとれるかどうか心配になったり、ジェネレーションギャップを感じたりと何かとストレスになる。
また、年下にはなかなか悩みや不安を打ち明けることができないという人もいる。
その点同世代が多い職場だと、悩みや不安についても気軽に相談しやすくなる。
そのため、仕事をしていてもストレスがたまりにくく、ミドル世代には働きやすい環境といえるだろう。
このようにミドル世代の転職は困難だと思う方も多いが、介護など向いている仕事もあるのだ。