ミドル世代から転職をしようと考えた時に、これまでかかわってこなかったような業種に移るとなると、実際に採用されるのは困難だ。
若いうちならやる気を見せることで採用に結びつき、そこから教育を受けて一人前になっていくこともできる。
しかし、ミドル世代と呼ばれる年代になってくると、教育を受けて一人前になってから力を発揮できる年数が少ないし、かなり年下の方から教わるということになり、やりにくさが出てくることがある。
そのため、ミドル世代でこれまで経験のない仕事に就こうとしても、実際に採用に結びつくという事は少なくなってしまうのだ。
それでもミドル世代になってから新しい分野に飛び込もうという場合には、仕事選びが重要だ。
例えば人手不足の職種や職場の場合、年齢に関わらず転職者を必要としているだろう。
また、安定してこれからも仕事が続くということが見込まれる分野であれば、次の仕事を一生の仕事として続けていくことが出来る可能性が高まる。
そこで挙げられる仕事に介護職がある。
なぜなら介護は機械化が難しく、人間が行う部分が多い仕事で、そのうえ重労働という事で人手不足になりやすいのだ。
この点がミドル世代になってから参入するにあたってメリットとなる。
また、これまでの人生経験が介護の仕事では活かせるため、ミドル世代であることは人生経験豊富という事で強みともなる。
利用者とのギャップが若い方と比べると少ないため、日常のやり取りなどがしやすいという事もある。